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東雲水域

性転換系、交換系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

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絶対理想彼女 6

 この身体の肛門には、可能な限り膨らませたアナルバルーンが挿入されている。
 それまでは最初から挿入されていて、入れられるときの痛みはなかったからか、異物感こそあれ、そこまで気になってはいなかった。
 だが、いま尻餅を打った拍子に思いっきりアナルバルーンが押し込まれて、ものすごい激痛を発した。それはもう悶絶するしかないほどの衝撃で、俺は不自由な身体でのたうち回ってしまう。
「ウグウウウウウ……ッッ!!」
 悲鳴はあげたくてもあげられないのだが、この場合はそれでよかった。もし悲鳴をあげていたら近所の人が何か事件かと思って警察を呼ばれていたかもしれない。
 あるいはその方が解放されるのは早かったかもしれないが。
 ともあれ、不自由な身体で散々悶絶した後、痛みが引いてきてようやく俺は落ち着くことができた。
 辺りは涙やら涎やら鼻水やらが飛び散っている。失禁しなかった自分を褒めてやりたい。
 滲む涙をなんとか振り払い、俺は身体を起こした。正座に近い状態まではなんとか立て直す。
 ともかく、これで床に降りることが出来た。あとはベルトに上手くひっかけられる突起物があるところまで移動して手や足の拘束具を外してしまえばいい。
 俺は今度は転ばないように気をつけながら、ずきずきとした肛門の痛みを堪えて、移動を始める。
 それにしても、本当にこの身体はなんなのだろうか。俺はただのラブドールを注文したはずなのに、明らかにそれを超越した何かであることは間違いない。いや、ラブドールどころか、人知すら越えているか。
 身体の感覚といい、ラブドールだったはずのこの身体は完璧に人間の身体だとしか思えない状態になっている。意識もはっきりしているし、流行のVRとも全く違う。
 俺はとりとめも無いことを考えつつ、程よい高さの棚の取っ手を利用し、アームサックのベルトを緩めようと悪戦苦闘した。何せベルトは背中側だから、肩越しに振り返りながら、おおよその見当をつけて動かさなければならない。
 荒い呼吸を繰り返し、涎を垂れ流しつつ、ようやく一つ目のベルトが外せた。
 しんどすぎる。喉も渇いた。
 それからも散々苦労して、数時間後にやっと腕が自由になった。ずっと背中で固められ続けた腕は自由に動かず、その場で横になって血が通うのを待たなければならなかった。もういっそこのまま寝てしまいたかったくらいだが、拘束はまだほとんどがそのままだ。寝てしまうわけにもいかない。
 俺は自分の目の前に両腕を持ってくる。本来の自分とは似ても似つかない、ほっそりとした腕だ。白魚のような、という形容が相応しい。爪も綺麗に手入れされているような状態で、何かと無精な俺の手とは思えない。実際、俺の手ではないのだが。
 少し休んだら体力が回復した。半身を起こした俺は、まず口枷から外す。後頭部に回したベルトを緩め、大きく口を開いて開口具を吐き出した。
 その拍子に涎がどろりと零れたがもういまさらだ。手が自由だから拭うこともできたが、あとでまとめて掃除するつもりで、気にせず垂れ流した。
 ずっと開きっぱなしだった顎が痛い。ベルトに寄って割り裂かれていた口の端から頬にベルトの跡が残っている感触がした。
「ふぅ、やれやれだ……む」
 呟いた自分の声に違和感を覚えて思わず唸る。当たり前だが、この身体の声は高い。大人の女性の姿だから子供のような甲高さはないが、元の声に比べればその差は歴然。自分の発する声が奇妙すぎて戸惑う。
 とりあえずいまは気にしないことにして、次に足の枷を外した。あれだけ俺を苦しめた枷だったが、手さえ使えれば何ということはない。散々暴れたからだろう。ベルトが食い込んで跡になっている。
 俺は立ち上がろうとして、少しふらつくのを感じた。さすがにまだ立つのは難しいようだ。仕方なく、座ったまま胴体を彩るボンテージを先に外すことにした。
「と、それより前に」
 乳房の頂点、乳首を挟む込む鈴と金具を外すことにする。さっきから鈴が鳴ってうるさくもあったし。
 女性の乳房に触るという経験はほとんどない。ボンテージによって絞り出された乳房は実に張りのあるもので、思いっきり触りたくなる。だが、いまは疲れ切っていてそんな余裕もない。
 俺は金具を緩めて、乳首を鈴から解放した。これでもう音に悩まされることはない。挟まれていた尖端がじくじくと痛んだが、取り外した以上、徐々に痛みも牽いていくだろう。
 少しずつ戒めが解かれていく感覚は、開放感があってとても気分が良かった。あるいは世にいうSM愛好家たちはプレイのあとの、解き放たれる感覚も好きなのかもしれないな。
 ボンテージもさっさと脱いでしまうと、残る拘束具は肛門に差し込まれたアナルバルーンのみだ。空気を抜いてしまえばすぐ抜けるとは思うが、この場で抜いてしまっていいのか少し迷う。
 この身体になって数時間は経過しているが、この身体の生理現象はどうなっているのだろう? いまのところ、催す気配も腹が鳴る気配もないが。でも汗は出るし涎や涙も出る。
 ともあれ、万が一のことを考え、トイレで抜くことにした。トイレに入り、便座にお尻を向けながらアナルバルーンの空気を抜く。身体の中の異物感が少し収まった。
 そして、軽く息みながらアナルバルーンを引き抜く。最初は中々出てこなかったが、我慢して引き続けると、ゆっくりと括約筋を越えてそれが飛び出して行くのがわかった。
 うん、めちゃくちゃ気持ち悪い。けれど同時に背筋が震えるほどの排泄の快感も感じられるのだから質が悪い。
 嫌でも覚える快感を堪えつつ、なんとか全ての拘束から解放されることに成功した。少し肛門に違和感はあるが、乳首と一緒ですぐ元に戻るだろう。
 幸い、抜き取ったアナルバルーンに汚物はついていなかった。これはそういうものが作られない身体なのか、それとも単に付着するほどの場所に汚物がたどり着いていないのかはわからない。
「とりあえず、シャワーでも浴びるか……」
 汗を大量にかいてしまっていたし、垂らした涎の筋が残っているのも自覚があった。
 特に股間に白い液体が乾いた物がこびりついていて不快だ。拭うこともできなかったのだから仕方ないが。
 俺は部屋の惨状はおいて、風呂場に向かう。シャワーから温水が出るのを待ちながら、俺は改めて今の自分の身体を観察することにした。

第一章 おわり
[ 2018/05/18 21:00 ] 小説・絶対理想彼女 第一章 | TB(-) | CM(0)
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