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東雲水域

性転換系、交換系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

絶対理想彼女 5

 さすがの俺も短時間で二連続で抜けば、硬度を維持し続けることは出来ない。
 自分の身体の中に突き入れられているものが徐々に小さくなっていく感じは気持ち悪かったが、ようやくこれで解放される。
(つ、う、くぅ……か、からだが、動きづれぇ……っ)
 絶頂した影響なのか、身体に力が込めにくい。それでもなんとか足を使って後ろに下がり、ペニスを抜き取ることに成功した。ずるり、と柔らかくて弾力のあるものが抜けて少しほっとする。
 しかし同時に、身体の中からどろりとした液体が零れだしたことがわかって、思わず眉を顰めた。
(くぅ……ソファが汚れちまうが……まあ仕方ないか)
 俺は男の俺の膝の上で一端呼吸を整える。
 口枷のせいで呼吸がしづらいのもあり、かなり呼吸は荒くなっていた。涎が零れ、ぐったりしている男の俺の身体にそれが垂れてしまう。
 男の視点からなら粗相をしたということで、苛めるための格好の材料ができたと喜ぶところだが、なんとも複雑な状態にある俺にとっては複雑な気持ちを生むことでしかない。
 ともかくこれでペニスの杭からは解き放たれたわけで。あとは上手く足枷を外すだけだ。
 俺は早速、まずは右足の方から外すように努力してみた。男の俺の身体も利用し、左足は動かさず、右足の付け根側の枷を、膝の方にずらすように擦りつけた。
 足の付け根に巻き付いているベルトは、肉に食い込んでいて中々ずれてくれなかったが、何度も擦りつけているうちにほんの少しずつ動き始める。
(よし、いける……っ!?)
 そう思っていた俺だったが、その枷の動きが止まった。見れば足首側と繋げている鎖がそれ以上ずれないように止めてしまっている。
(……あ、あほか俺は――ッ!)
 少し構造を考えればわかるようなものだった。枷同士を繋いでいる鎖がもう少し長ければ、膝くらいまではずらせたかもしれない。だが今回枷同士を連結するのに用いている鎖は短すぎてそこまでずらすことも出来ない。
 本当に拘束する目的であったならそれはむしろいいことなのだが、今回に関しては最悪だ。これでは脱出ができない。
 絶望に陥りかけた俺だが、男の俺の膝の上でしばし呆然としていたら、不意に思いついたことがあった。
(いや……待てよ。なにも足枷は外さなくてもよくないか?)
 膝立ちでも動くことは出来る。両手、というよりは上半身が完全に拘束されているので動くのは難しいかもしれないが、動けないことはない。バランスにさえ気をつければ。
(わざわざ抜く必要もなかったな……)
 人間、何かに夢中になっているときは案外物事が冷静に見れていないものなのだな、と妙なところで感心してしまった。
 膝立ちで移動することを決めたのはいいが、問題はいまいる場所だ。ソファの上で、男の俺と向き合うような形で膝の上に座っている現状。
 アームサックのベルトを引っかけて外すためには少なくともソファからは降りなければならない。膝立ちにしかなれないいまの状態で果たして無事に降りられるだろうか。
 試しに椅子の上で正座をして、そこから両足を伸ばさずに降りることを考えてみて欲しい。半分の長さになった足では床に届かないし、両手も封じられているのだ。どこかに掴まりながらゆっくり降りるということもできない。
 下手に動いて落下すれば大怪我をしかねず、かといって上手く落ちれば大丈夫かといえば胸部を強打するか、腕を下敷きにして肩の脱臼か骨折をするかだろう。
 普通に降りるのは無理だ。ならばどうするか。
(すっげえ嫌だけど……この方法しかないか……)
 俺は覚悟を決めた。男の俺の身体にもたれかかるように、なるべく身体を密着させる。
 暖かい人肌の温度が感じられて、こんな状態だというのに鼓動が早くなる。それを極力意識しないようにしながら、俺はゆっくり身体を擦りつけるようにしつつ、身体をさげていく。こうして男の俺に擦りながらさがることによって、ゆっくり床まで降りようという作戦だ。
 俺自身とはいえ、男の身体にすりつくようなこの状態はあまり嬉しいものではない。だがこれ以上に安全に床に降りる方法が思いつかなかった。
(ふぅっ……ふぅっ……やべ……この体勢だと、胸が擦れて……)
 鈴が身体に挟まれて、引っ張られてしまう。それは乳首を挟んでいる金具の部分が引っ張って乳房全体が引っ張られる痛みを感じた。
 それくらいは我慢しなければ降りられないのだから仕方ない。
 痛みも快感になるとかいう話はあるが、俺にとってはただ痛いだけの感覚だ。
(くぅ……なん、とか……これで……!)
 俺の身体を上手く膝で挟みつつ、ソファからゆっくりと床へと降りていく。
 そうして膝がようやく床についた。それがダメだった。
 思わず気を抜いた俺は、思わず男の俺の身体から離れようとしてしまい、それに勢いがついてしまった。
 あっと思った時は遅く、俺は後ろに倒れ込む。そして尻餅をついた。

つづく
[ 2018/05/17 21:00 ] 小説・絶対理想彼女 第一章 | TB(-) | CM(0)
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